仮想通貨のリスク対策・取引所を分散させよう!

仮想通貨のリスク対策・取引所を分散させよう!

ビットコインや仮想通貨を語る上で非常に重要なキーワードがあります。それは「分散」という言葉です。

辞書的には「ばらばらに分かれること」といった意味で、「集中」という言葉が反対語として該当します。

仮想通貨の文脈でいえば、多くの仮想通貨は特定の誰かが「集中」して管理をしているわけではなく、利用者みんなが「分散して」管理をするシステムを採用しています。このシステムを支える技術はブロックチェーンと呼ばれ、日本語訳は「分散型台帳」といいます。

さて、日本の大手取引所の一つであるコインチェック社が保有する仮想通貨「ネム」がハッキングされた事件は記憶に新しいと思います。この事件によって、仮想通貨を保有することにはリスクが伴うことを改めて認識させられました。残念ながら、日々進化しているハッカーたちから保有する仮想通貨を100%安全に守ることは不可能であると言わざるを得ません。

しかし、リスクを減らすことは難しいことではありません。特に「分散」という考え方を持つことが、保有する仮想通貨を守っていく上で大変有効な手段となるのです。

今回は、この「分散」という考え方を「取引所」に当てはめて考えてみようと思います。

取引所は常にリスクと隣り合わせ

仮想通貨を扱う取引所の数は、確認できるだけで世界でなんと約200箇所あります。

そして全ての取引所は常にハッキングのリスクにさらされています。コインチェック事件の後にもイタリアの取引所で約211億円相当の仮想通貨が盗まれていたことが発覚しています。

利用している取引所において、自分が所有している通貨がハッキング被害に遭っていなかったとしても楽観視はできません。

取引所はハッキングをされると資金繰りが厳しくなり最悪倒産してしまう可能性があります。2014年2月、当時世界一の取引量を誇っていたマウントゴックスという日本の取引所が、ビットコインをハッキングされ、その後倒産してしまいました。この事件は大々的に報道されたので覚えている方もいるかもしれません。私自身、この事件で初めてビットコインについて知りました。

残念ながら、取引所自体へのハッキングに関しては、利用者がパスワードを使い回さない2段階認証を設定するといったセキュリティ対策をしていたとしても、利用者側でどうこう出来ることは無いと言わざるを得ません。

それでも仮想通貨を取引して利益を得ようと思うのであれば、こういったリスクを負わなければならないのも事実です。したがって、いかにリスクと向き合い、リスクを減らしていけるかを考えていかなければならないのです。

メリット ① ハッキングの被害を減らす

ここで「取引所を分散させる」という考え方がを持つことが、リスクを減らす上で大きな助けになります。取引所を分散させるとは、取引所を一つではなく複数利用するということです。

例えばもし、コインチェックでハッキングされたネムを同じ割合でZaifでも所有していたら、単純に被害は半分で済みますね。資産がゼロにならなければ、いくらでも挽回できるチャンスはあるでしょう。この差は大きいです。

メリット ② サーバーダウンに対応できる

取引所を分散させることはハッキングからの被害を減らす以外にもメリットがあります。

下のZaifのツイートをご覧ください。

2017年12月4日は、まさにビットコインの爆上げタイムの時期でした。取引数が急激に増えたことでZaifのサーバーが耐えられずダウンしてしまったのです。実はこういったサーバーダウンは暴騰時とともに暴落時にもよく起きます

暴騰時、暴落時に取引できない状況というのは、大きな利益を逃し、大きな損失を被る可能性があるということです。このような時に別の取引所で仮想通貨を所有していれば、慌てることなく対処することができるでしょう。

メリット ③ 投資の幅を広げる

また、取引所にはそれぞれ扱っている銘柄や手数料に違いがあります。例えばリップルという知名度の高い仮想通貨があるのですが、国内大手のビットフライヤーでは買うことができません。一つの取引所にこだわるよりも、複数の取引所に目を向けることによって投資の可能性の幅を広げることができることを知っておきましょう。

デメリット

取引所を分散させるデメリットは何があるでしょう?強いて言うなら、登録の手間が掛かることと、保有している銘柄の管理が大変になることくらいだと思います。


登録に関して言えば、国内の取引所は基本的に同じような手順で登録作業を進めます。すでに取引所に登録したことがあるなら分かると思いますが、個人情報の入力、身分証明書のアップロード、ハガキの受け取り、といったプロセスではありませんでしたか。一度経験していればやることはほぼ同じなので全然苦にならないと思います。


銘柄の管理は、便利なアプリが無料で利用できます。アプリに自分の保有する銘柄を打ち込んで値動きを確認するのはむしろクセになりますよ。